アメリカ・アリゾナ州の病院の集中治療室で働く看護師16人が偶然にも産休休暇を取得するというニュースを見た。病院はその対応策に取り組むという。ズラリと並んだ看護師さんの顔はみんな笑顔だった。ところで、某研究所の試算によると、日本では出産を機に仕事を辞める女性が年間約20万人いるとか。この女性たちが失う収入は約6000億円、そして企業の生産性低下による損失が約6000億円で、合せて1兆2000億円の経済損失が起きるとの報告があった。育児休業を取得して仕事を継続する女性も増えつつあるが、第1子出産後しごとを継続している女性は正規職員約70%、パート・派遣約25%。保育施設の整備、男性の家事育児時間の増加などが重要課題といえるでしょう。 (写真は昨日の高松港沖合い)
市議が市議会の審議の休憩時間等に会派の控室でネット上のアダルト動画を編集?して販売サイトに投稿し、動画の著作権保有者から抗議されたという。それで、ばれて辞表提出に至ったとの報道があった。「小遣い稼ぎのためにやった」とか。市議としての自覚もなければ、著作権についての知識もないようだ。「政治分野への女性の参画推進」の取り組みが行われているなか、アダルト動画の販売で小遣い稼ぎなんて考えない女性に市議会議員として立候補してほしいものである。これからどうなるか注目しましょう。 (写真は空きびんのリサイクル・アート、ギャラリーMONにて)
これまでにも重大な女性の人権問題として「戦争と性暴力」については取り上げられてきた。終戦73年目にして衝撃的な告白が報道された。旧満州へ入植した開拓団の女性たちが、日本の敗戦直後に旧ソ連兵に「性接待」をさせられたという告白。当時17歳~21歳の女性たちは、開拓団の幹部から接待するよう指示され、飲酒の接待と思って出向いたところ性暴力を受けたという。
酷い辛い体験を「なかったことにできない」との強い想いから、勇気を出して告白されたのでしょう。戦争が起これば、性暴力が起こる、そのことを改めて考えなければならない。
大阪の警察署で拘留中だった30歳の男が逃走し、まだ逮捕されていない。逮捕容疑が強制性交容疑であり、5月25日以降4回も逮捕されたとか。しかも、女性をナイフで脅して性的暴行を行ったこともあるようだ。今回、市民に防災無線で知らせるのが逃走16時間後というのは、それだけ危険な時間があったということだろう。危険な時間はまだ続いている。特に女性やこどもは要注意!夜間にどこかで待ち伏せされかねない。男はひったくり事件も起こしたことがあるとか。女性や子どものひとり歩きは避けたい。一刻も早く逮捕してほしい! (写真は猛暑でも強いランタナの花)
みなさんは「日頃のちょっとした手助け」で頼れる人はいますか? 国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、65歳以上の男女で大差が見られたとか。一人暮らしの女性で「日頃のちょっとした手助け」で頼れる人がいる人は約80%、男性の場合は約54%。つまり一人暮らしの男性の場合は、「頼れる人がいない」が約30%である。女性は9%。また「介護や看病で頼れる人」の有無を聞くと、男性の約58%、女性の約45%が「いない」だそうである。もし、支援を求めたいときは、地域包括支援センター(桜町)087-839-2811ほか最寄りの地域包括支援センターサブセンターへお問い合わせください。 (写真は瀬戸内海の夕陽)