香川県高松市男女共同参画センター


さいたま市で22歳の女性が殺害された。犯人は交際相手の25歳の男性で公務員。女性は交際中から暴力を受け(デートDV)、悩んで警察にも相談していたという。女性の父親も男性の暴力の件で被害届提出について警察署に行く予定にしており、その夜殺害事件が起こったとか。両親はどんなに悲しく無念だったことでしょう。こうした事件はこれまでにも何度も聞いてきたが、いつも思うことは、なぜ、男性は女性から別れを告げられると逆上して殺害まで考え、実行してしまうのか・・。ある親は男の子に幼少のころから常に「女の子は大切にしなさい。殴ったり、いじめてはいけない」と言って育ててきたという。とにかく、自分の命も他人(ひとの)の命も大切にすることをしっかり教えなければならない。そして、交際相手からの暴力に悩んだら警察や子ども女性相談センター、県・市・町の男女共同参画センター等に相談しましょう。二度とこんな悲劇が起きないように。


今年から仕事を始めたいと思っている方、働きたいけど子どものことが気になる、就職できるのかな・・などなど考えている方のための講座が明日1月25日にあります。講師は当センターの相談室担当・キャリアコンサルタントの常井廣美 相談員です。現在の社会状況を知り、自分の夢をかなえ、自分の思いを明確にする方法を一緒に考えてみませんか。時間は午後1:30~3時。近い将来働きたいと考えているかたもいろいろ情報を教えてもらえるのでご参加ください。電話087-833-2282または直接会場(たかまつミライエ6F)へどうぞ。 (写真はさくら草)


コンビニの雑誌コーナーに行ったとき、横で雑誌を開いている男性の手元が目に入る・・女性のヌード写真だ。しばらく動かずにいると、男性はソーッと両手で見える範囲を狭める。そんな場面を何度も見てきた。コンビニは子どもも学生も利用する。成人向け雑誌を置くのはよくないと思っていたが、やっとセブンイレブンもローソンもファミリーマートも販売中止を決定したという。その背景には、コンビニを利用する女性の割合が増加、観光旅行やオリンピック等による訪日外国人の増加などがある。以前から日本はポルノ王国と言われている。スポーツ新聞でも開こうものなら、大きなヌード写真が掲載され成人向けの紙面になっている。女性やこどもが安心して気持ちよくスポーツ新聞を開けるように考えてほしいものです。

7年ぶりに犯罪被害実態調査を実施することが法務省から発表された。今回は無作為に抽出した16歳以上の男女6,000人を対象に1月末から2月に訪問調査するという。性被害についてはその場で書くのは難しいので、後日インターネットや郵送で回答できるようにするとか。そして、強制性交や強制わいせつの被害を受けたと思う人は暴行・脅迫の有無を聞き、被害時に「抵抗することができた」「暴力をふるわれると思って抵抗できなかった」等の選択肢から選ぶこととしている。加害者については、前回の「家族・親戚」から「親」「兄弟姉妹」などに分け、さらに「上司」「同僚」等の選択肢を増やして関係の明確化を図るようです。

現在、2月25日(月)開催の「女性弁護士による法律講座」の申込み受付中です。法律講座のテーマは「離婚に関する基礎知識~財産分与、養育費、面会交流、DVへの対応等~」です。上記の13:30~14:50まで。この機会に知識を得ておきましょう。民生委員さんなど地域でお世話をされている方にもおすすめの講座です。講師は冨家 佐也加 弁護士。参加費は無料。お申し込みは高松市男女共同参画・協働推進課 087-839-2275 へ。当参画センター087-833-2282でもかまいません。お待ちしています。 (写真は高松市の峰山、自然の中の樹木が楽しめます)