ひきこもりに関する調査結果(内閣府)が公表された。昨年12月40~64歳を対象に調査し、約3200人から回答があったという。結果から推計されたのは「ひきこもり」の人は推計で613,000人で4年前に15~39歳を対象にした調査の推計541,000人より多かったそうだ。男女別では男性が4分の3以上を占めていたとか。一例として、50代の男性が90歳近い母親に身の回りの世話をしてもらっていた例も。中には、認知症が進行している90代の女性を訪問すると、50代位の男性が同居していた例も。ひきこもり期間は5年の人もいれば、30年になる人もいたという。生活費を親に頼っていると親が働けなくなったら、やがて生活が困窮する。そうならないように、ひきこもり期間が長引かないうちに早めに相談窓口や地域の居場所や自立支援センター等に行くようにしましょう。多様な支援活動が求められますね。 (写真はたかまつミライエの花壇)
32歳の若い女性(保育士)が男性に殺害されるという事件が起きた。ニュースを聞いて憤りを感じた。なぜ、あのような残虐な手口で女性の命を奪ってしまうのか。未来に向かって一生懸命生きている女性の命を自分勝手な理由で奪ってしまう、このような事件が後を絶たない。センターとしてはDVをはじめデートDV、ストーカー等の防止に取り組んでいるが、どう防いでいけばいいのか。被害者と加害者は乳児院勤務で同僚だったという。男性が女性に好意を持っていたという報道もあるが、自分の思うようにならず、カッーとなって腹いせに殺害に及んだのだろうか・・。最近、アンガーマネジメント講座の受講者が増えている。また、幼稚園児から小学生、またその保護者を対象とした講座も盛んになってきた。いかに怒りを抑えるか、これを身に着けることは大事だと思う。怒りで大切な人の命を奪ってはならない。 (写真はレンギョウ)
今週28日(金)は県議会議員選挙の告示日。全国の地方議会において女性議員は全体の13%だとか。そして女性議員ゼロの議会が19%もあるという。47都道府県議会では女性議員のいない議会はない。県議会においては、香川、山梨、佐賀の3県は女性議員はわずか1人。今回、女性の候補者は何人でるか・・。女性の候補者数はさておいて、せっかく先人たちか゛運動して女性の選挙権を獲得したのに、女性の投票率が低いというのは残念でならない。香川県議会議員の前回の投票率は48.64%、男48.90%、女48.4%と低い。平成27年は男女合計で50.04%、同23年は54.12%と、年々投票率が低くなっている。それこそ、平成最後の選挙!投票しましょう! (写真は満開の街路樹・陽光桜)
厚労省が介護現場で働く人を対象に調査した結果が公表された。それによると、介護サービス利用者から精神的暴力や身体的暴力等ハラスメントを受けた介護職員は半数以上いることがわかったという。人手不足、賃金が低いことなどが問題視されているなか、ハラスメントという深刻な問題が浮き彫りになっている。訪問介護職員が経験した被害では、精神的暴力が81%、身体的暴力が42%、セクハラが37%(複数回答)となっている。ホームヘルパーをしていた人から「セクハラがイヤで辞めました」と聞いたことがある。女性介護職員は一人で男性の家を訪ねることになるのでセクハラが一番の心配らしい。今後、高齢者の増加に伴い、介護サービス利用者も増える。ハラスメント対策に早急に取り組むことが求められる。市内の某病院のエレベーター内で「セクハラをした患者さんは、退院していただきます」との貼り紙を見たことがある。どの程度の効果があるのかはわかりませんが・・。
悲しい事件が起こったようです(熊本県)。今朝、60代の女性から「介護に行き詰まり、お母さんの首を絞めて殺しました」と警察に電話があったという。警察官が駆けつけ、母親を病院に搬送したが、死亡が確認された。女性は無職で、母親の介護のために自宅から通っていたそうです。介護に行き詰まって、母親を殺すほど苦しんでいたのだろうか。だれかに相談してみようと思わなかったのか・・。介護している人の負担は心身ともにあるだろうし、金銭的な面もあるだろう。それまでの親子関係がどうだったかも影響するだろう。とにかく犯罪を犯してはらない。だれかに相談するか、介護の相談窓口で相談しましょう。高松市であれば、「たかまつ介護相談専用ダイヤル」は0120・087・294。年中無休、24時間)