最近、LGBTの人たちへの理解を広める取り組みが行われている。このほど(一社)社会的包摂サポートセンターの専用電話のうち「アウティング相談」件数が公表された。2012年以降の6年間に約110件あったそうだ。アウティングとは、LGBTの人が信頼する人にカミングアウト(告白)した後、その人に周囲に広められること。その結果、うわさが立ち職場や学校に行けなくなるなど深刻な悩みを抱えることになる。カミングアウトは本人の意思ですること、決して告白してくれたことを周囲に広めてはいけない。「よりそいホットライン」(0120-279-338)に掛けて、4を選ぶと「男の子らしさ、女の子らしさで困ったり、男の子同士、女の子同士が好きで悩んでいる」等の相談を聞いてくれる。差別や偏見をなくし、だれもが生きやすい社会をつくりましょう。 (写真はきょうの屋島)
昨日、TVで10代で出産した子育て中の女性が社会的に孤立している問題を取り上げていた。Aさんは15歳で子どもを出産、現在2人の子どもをシングルマザーとして育てている。子育てに奮闘しているAさんは子どもがいるから生きていられる、子どもを残して死ねない、と。自身は幼い頃から父親から暴力を受け、中学生のときに家出し、友達の家を渡り歩くうちに恋人ではない男性の子どもを妊娠したという。調査によると、10代で出産し母親になった女性のうち32.4%が母子家庭、9.8%が父子家庭だったとか。子どもときの孤独感が、今も社会とどうつながっていけばいいのか、どう支えてもらえばいいのか、「甘え方がわからない」という。東京世田谷区、八王子市などは、10代で出産した人が優先的に保育施設に子どもを預けられるようにしているそうだ。もし、ひとりで悩んでいたり、なにか支援がほしい場合は、公的な相談窓口を訪ねてみてはどうでしょうか。当センターは087-833-2282。 (写真は大島からの風景)
男女共同参画センター内に「パープルBOX」を設置してはや7年。今もパープルボックスへの御寄附の品々や寄付金が届けられています。当センターの指定管理者であるNPO法人たかまつ男女共同参画ネットが、DV被害者の方が新生活を始めるときに、家電製品や日用品等を無料で提供させていただこうと始めた事業です。また、新たに就活をする際には無料でスーツ、カバン、靴を貸し出しています。昨日も食器類や文具品等をセンターまで持ってきてくれました。先日は引っ越し先が決まった方に新しい炊飯器とタオルを提供することができました。御寄附いただいた方々に心から感謝申し上げます。
いよいよ4月26日(金)に瀬戸内国際芸術祭が開幕します。会期・春は5月26日(日)まで。夏は7月19日~8月25日、秋は9月28日~11月4日。筆者はすでにパスポート前売券を購入しました。当センターの今月のさんかく交流サロンは「瀬戸芸の話で盛り上がろう!」です。4月22日(月)13:30~15:00 前回の瀬戸芸のDVDを見ながら、瀬戸内海の島々の美しい風景をお楽しみください。この風景に新しい作品の数々を鑑賞することができます。前回訪れた方はいろいろと思い出されるでしょうし、まだ見たことのない方は瀬戸芸の魅力を体験できるでしょう。みんなで一緒に語り合い、情報を交換しあい、ざっくばらんな雰囲気をお楽しみいただければと思います。参加費無料。お申し込みは当センター087-833-2282まで。お待ちしています。(写真は豊島から望んだ風景、近くに自然に溶け込んだ美術館があります)
ひきこもりに関する調査結果(内閣府)が公表された。昨年12月40~64歳を対象に調査し、約3200人から回答があったという。結果から推計されたのは「ひきこもり」の人は推計で613,000人で4年前に15~39歳を対象にした調査の推計541,000人より多かったそうだ。男女別では男性が4分の3以上を占めていたとか。一例として、50代の男性が90歳近い母親に身の回りの世話をしてもらっていた例も。中には、認知症が進行している90代の女性を訪問すると、50代位の男性が同居していた例も。ひきこもり期間は5年の人もいれば、30年になる人もいたという。生活費を親に頼っていると親が働けなくなったら、やがて生活が困窮する。そうならないように、ひきこもり期間が長引かないうちに早めに相談窓口や地域の居場所や自立支援センター等に行くようにしましょう。多様な支援活動が求められますね。 (写真はたかまつミライエの花壇)