以前、「女性は法律に弱い」という話を聞いたことがあります。男性は職場などで法律に関する業務や研修等の機会があったり、法律について教えてもらえる人脈も一般の女性よりは多いのではないでしょうか。最近は3組に1組程度離婚する時代とも言われています。離婚、再婚についても、人生のやり直し、新たな一歩を踏み出すということで、周囲の人々は受け入れてくれます。自分のことではなく、離婚について相談されることもあるでしょう。そんなとき役立つのが法律講座。6月24日(月)13:30~14:50当センターで「一歩、踏み出すために!知っておきたい離婚のイロハ~DV・モラハラ・不倫等~」と題して開催します。講師は長田美絵弁護士。また、この講座を受講した人で法律相談を受けたい人は予約可能かどうか電話してみてください。相談時間は講座終了後一人30分、相談員は長田弁護士。講座、相談ともに無料、お申し込みは087-839-2275(高松市男女共同参画・協働推進課)まで。
県警の発表によると、2018年香川県内で高齢者で運転免許証を自主返納した人は4,138人で過去最多だったとか。今年は昨年を上回るペースで推移しているという。昨年の返納者のうち約8割が75歳以上だった。今年は5月末現在で前年比14.1%増の2,185人が返納。池袋の事故直後(5月7~10日)の返納者は1日の平均が昨年の約3倍だったそうだ。昨年、高齢者の運転による人身事故は全体の約24%で、この割合は7年連続で上昇しているという。返納するようになるまでに、適度な運動を続けて”貯筋”し筋肉を鍛え、自転車に乗ったり、バス停や電車の駅まで徒歩で行けるように体を鍛えておきたい。 (写真は高松港より)
県こども女性相談センターの発表によると、2018年度に配偶者からのDVの相談件数は788件で前年比18.3%増で過去最多だったという。社会的関心が高まり、それまで耐えていた人も相談するようになったようだ。高齢者からの相談が増え、91件で前年比64%増となっている。全体の相談内容は、身体的暴力が約50%、精神的暴力が約40%、性的暴力が約2%。同センターで一時保護されたのは、前年比7人増の48人だったとか。相談者の年齢別では一番多いのが30代、次に40代、20代と続き、20代~40代が全体の半数以上を占めている。ちなみに、当男女共同参画センターでのDV相談件数は、41件で全体の7.5%で微増。一人で悩まないで相談してみよう。県子ども女性相談センター相談専用087-835-3211 当男女共同参画センタへ相談専用087-833-2285へ。 (写真は高松市中央公園の新緑風景)
このほど警察庁が公表した昨年の児童ポルノ事件の摘発件数のうち、教員の数が47人で前年比2.2倍になったそうです。47人の年代をみると、30代16人、20代14人、50代10人、40代7人。容疑の内訳は、所持23人(49%)、製造13人(28%)、盗撮9人(19%)、これすべて摘発された教員であり、勤務している学校のトイレ、更衣室などで行われていたとのこと。トイレや更衣室に隠しカメラなどがないか、管理者はもちろん、生徒さんも注意して見るようにしたい。安全でなければならない学校で、児童ポルノ事件で摘発される教員がゼロになるように取り組んでほしいものです。
このところ心が暗くなる残忍な事件や、ため息が出てガックリくるような発言などが続いている。小学6年までめいっぱいの愛情を注ぎ、大事に育ててこられた娘さんの命が突然50代男性に奪われた。その悲しみと苦しみは、はかりしれない。過去にもこういう事件があったが、繰り返されている。どうすれば、発生を防げるのか・・。そして、男女共同参画推進に関わる者としてガックリくるのが、「子どもは最低3人産むように・・」とか「女を買いたい」などという発言。そんな発言がまだ出るのか・・と。どちらも女性の人権を尊重していないんですよね。女性に生まれたばっかりにさまざまな問題を抱えることをもっと知ってほしい。子どもを3人産んで、夫から暴力を受けて、離婚に至り、子どもの養育費を払ってもらえない女性もいることを考えてみてはどうでしょう。