先日、鹿児島市などが大雨に見舞われた。一昨日、昨日のTV報道で、大雨で緊急避難指示(警戒レベル4)が市内全域に出た場合、対象となる人数が数十万人となるのに、「全員避難所に入れるのだろうか?」と思うとの声があった。インタビューでは、「〇〇へ行ったけど、入れないから他に行くように言われた」とか、「入れそうにないので、避難所の外で車の中にいた」とか、そんな声もあった。そして、「市内全域というだけでなく、どこの地区とか詳しく教えてほしい」との声が聞かれた。引っ越しして来て間もない人は、地理もわからないので不安・・」という声も。指定の避難所が自宅より低い位置にある場合もある。避難するかしないの判断は個人にゆだねられる。ある防災の専門家は、「全域に指示を出したのは、いわば責任逃れ、アリバイづくりの側面も半分あるのではないか」との指摘もある。今後いつ豪雨に遭うかわからない。特に過去に浸水したり、土砂崩れ等があった地域は、万一豪雨になった場合に備え、早めの避難準備、安全な避難経路、避難場所をよく検討しておくことが重要だと思った。
参院選の立候補者は、女性候補者が全体に占める割合は28.1%で過去最高になったとか。その要因は、昨年成立した「政治分野の男女共同参画推進法」が考えられる。政党別の女性候補の割合が報道されていたが、自民党14.6%、公明党8.3%、立憲民主党45.2%、国民民主党35.7%、共産党55.0%、日本維新の会31.8%、社民党71.4%となっている。今回の女性候補者は計104人。候補者の割合が増えたぶん、女性議員の割合がどの程度増えるだろうか・・。今年4月の統一地方選挙では、女性候補者の割合は過去最高となり、当選者に占める割合も前回の数値を上回り、東京区議会では女性の割合が3割を超えたそうだ。一方、気になるのは投票率。女性の投票率は男性より低いと聞く。なかでも、若年女性の投票率が低く、世界価値観調査によると、国政選挙の投票に「いつも行く」という20代の比率は、女性31.0%、男性41.1%。日本の20代の女性の投票率は国際平均より低いという。いずれにせよ、みんな投票に行きましょう。 (写真はムクゲの花。たかまつミライエにて)
7月のさんかく交流サロンのテーマは「もしもの時に使える手話を習おう!」です。突然、火災や大地震が発生したり、大雨で川が氾濫したり・・そんな時、すぐに避難しなければなりません。聴覚障がいの方がいたら手話で危険を知らせ、いっしょに避難する場合、どんなふうに手話で伝えたらいいかを習ってみましょう。7月18日(木)13:30~15:00 参画センターで実施。講師は手話サークルひびき代表の菅谷さんほか。いざという時のために練習しておきましょう。また、楽しい方言でするラジオ体操もする予定。お申込みは087-833-2282参画センターまで。写真は淡路島の野島断層保存館にある建物。避難路にあるブロック塀なども気を付けなければなりませんね。
左の写真は、高松市の秋まつり「仏生山大名行列」の光景。江戸時代のお姫様の後姿がとてもあでやかです。着物は今でも子どもの成長を祝い、願う七五三(3歳、5歳、7歳)には女子も男子もきもの姿で神社にお参りする姿が見受けられます。お正月や祭り、結婚式、茶道、華道などの際にも日本の伝統文化である着物を着たりします。正装として、また晴れ着として着たり、好きな人は普段の生活の場でも着て楽しんでいます。京都では、外国の方たちが着物や浴衣を身に着けて楽しんでいらっしゃいます。それなのに突然、補正下着のブランド名に「KIMONO」とネーミングされたというニュースを聞いて、正直、愕然としました。日本の伝統的な民族衣装として誇りに思っている着物。今では私自身はめったに着ないですが、たまには心豊かな気持ちになれる着物を着て出かけてみたいと思うこともあります。今回のネーミングについて、みなさんはどんな感想をお持ちでしょうか。
転勤者とさぬき人のはじめまして講座3回目のきょうは、高松港から船で約30分の大島にある社会交流会館等を訪れました。自治会副会長の野村さんの体験談をお聞きし、ハンセン病患者への差別と偏見、想像を超える辛い入所生活の実態などを知りました。2008年「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」成立、翌年施行されて以来、今年83歳の野村さんは「今はいい時代になった」とおっしゃった。昭和27年約700人だった入所者は、今は53人で最高齢は96歳。最近は大島に学生や外国の方など大勢訪れるようになった。差別と偏見で苦しんだ人々の声に耳を傾け、一人ひとりの人権が尊重される社会になるよう次世代に伝えていきたいものです。(写真は、”風の舞”の説明を聞く参加者)