2016年の刑法犯認知件数が戦後初めて100万件を割ったとの発表がありました。日々、さまざまな犯罪が報道されているけれど、件数は減っているんですね。減ったといっても、強姦は989件、つまり全国で1日2.7人が被害に遭っていることになる。また、増加件数が一番多かったのが詐欺で、1567件増の40,999件もあったとか。新手の手口がどんどん出てくるので要注意。また、略取誘拐・人身売買は228件だったとか。目立つのはSNSで出会った男が少女を連れ回したり、別居中の親が子どもを連れ去ったりした事案らしい。とにかく、知らない人からの情報をうのみにしないこと!時間をおいて自分でよく考えたり、だれかに相談したりすることが大事。昔から言われている「他人(ひと)を見たら泥棒と思え」の言葉も頭の隅に置いておきましょうか。
センター試験が終わり、これから本格的に受験シーズンに。「たかまつミライエ」6Fの男女共同参画センターのふれあい交流サロンには、受験生が勉強にきています。口コミで伝わっているのかな。特に夜は静かなので集中できるでしょう。夜は9時まで。土日は5時まで。旧センターにも近くの高校の受験生が男女ともに来ていました。そして「○○に合格しました。お世話になりました」とあいさつしてくれ、こちらも嬉しかったものです。また、入学後は夏休みなどに帰省した折には顔を出してくれたりしていました。男女共同参画センターを利用したことにより、将来社会人となったときも男女共同参画に関心を持ちつづけてくれたらなぁ~と思います。 (写真はきのう宇多津道の駅から見た瀬戸大橋、対岸の岡山も見えました)
きょう、香川短大へ講義に行ってきました。教養講座のうちで「男女共同参画社会」がテーマ。ヒラリー・クリントン氏が述べた「ガラスの天井」についても話しました。日本では小池百合子東京都知事が毎日のようにTVニュースに登場、政府がいう「女性の活躍」を実感させてくれます。学生時代には「男女共同参画なんてそれほど関心がない」と思っている人もいるかもしれませんが、実際は人生にとって大変重要なテーマであり、必須の学習だと思う。小中学生時代から男女共同参画について学んでいれば、男女共に、進学の際の学校選び、職業選び、人生のパートナー選び等々、自分が望む自分らしい人生、悔いのない人生により近づけるのではないでしょうか…。依然として男性優位社会といわれる今、女性蔑視されたり、暴力されたり、職場でパワハラ、マタハラされたり、女性が生きやすくなる社会はいつ実現するのでしょう。今の子どもたちが大人になるまでに実現してほしい! (写真は宇多津の道の駅「うたづ海ホタル」復元塩田、今も海水から塩を作っている)
寒波襲来で日曜日の朝、わが家の周辺でもうっすらと積雪がありました。その日は事前に電柱の取り換え工事のため午前中停電との知らせがあり、予定どおり停電し、湯たんぽと厚着と使い捨てカイロでなんとかしのぎました。さて、当参画センターでは、2月3日(金)13:30~「心豊かに、今を生きる。暮らしの法律講座~DV、モラハラ、離婚、相続~」が開催されます。そして受講された方のうち4人の方が女性弁護士に相談(15:00~1人30分程度)に応じてもらえます。相談できるのは4人(先着順)。受講、相談ともに無料ですので、この機会をご利用ください。講座・相談ともに申し込み、問い合わせは高松市男女共同参画推進室087-839-2275まで。 (今年は高松・栗林公園の梅が全国で一番早く開花したそうです)
某出版社の編集次長が妻の殺害容疑で逮捕され、いろいろ報道されました。女性が亡くなったのは昨年8月というのも驚きです。女性は3年ほど前から夫の暴力と子育てに関するもめごとで公的機関に相談していたようですが、夫と理解しあうのはなかなか難しかったのでしょうか…。報道によると、「夫から、仕事と育児の両立ができないなら仕事をやめろと言われ、年に一度は夫の暴力であざができた」と相談していたらしい。また、女性は仕事がしたいのに、夫は、女性は仕事をしないで家にいるのが幸せとでも思っている、とも話していたとか。夫婦喧嘩で、妻が死ぬほどの暴力を振るったことに憤りを覚える。女性にヘッドロックは考えられない。夫の頭の中は、「男は仕事、女は家庭を守り子育てするのが幸せ」という古くからの性別役割分担意識が強かったのか・・。子どもたちのことを思うと、なんとも悲しい事件・・。