LGBT(性的少数者)ということばも徐々に知られてきたように思う。先日、新聞で埼玉県入間市で性的少数者ということを公表し、3月の市議選で当選された細田氏の記事を見た。また、札幌市では政令都市では初めて、LGBTのカップルのパートナー関係を認める制度が6月1日からスタートしたそうだ。東京都渋谷区、世田谷区などではすでに導入されている。行政から認証を受けることでパートナーが相手の生命保険を受け取れる場合があるとか。結婚と同等の法的権利や義務は生じない。最近は教育の現場でもLGBTについて学ぶ機会も増えつつある。一人ひとりの人権が尊重される社会にゆっくりではあるが歩を進めているように思える。一方、保守的な男性による女性蔑視の考え方も依然として報道されることがある。男性によって女性、女子の命が奪われることのない社会はいつくるのだろうか・・。
「ことしもダメだった。がっかり!」。ママたちの嘆きの声が聞こえてきそう。2017年度末に待機児童ゼロを目指すと発表されていたけど、今年度達成は困難との報道があった。先日、今年4月の家計調査(2人以上の世帯)結果が発表されていたが、消費支出は前年同月比1.4%減少。勤労世帯の実収入は2.2%の減少とか。多くの人が収入が増えないから節約する。子どもの教育費などを考えると、ママたちは働いて収入を増やしたい。保育園等に入れないと、職場復帰もできない。これでは安心して出産できないと考える女性も少なくない。保育士不足にしても、保育士の仕事の内容の割に賃金が安いから退職する人が増える。子どもの安全を見守る、世話をする、教えるなどは女の仕事だからと評価が低いまま今日に至っているようだ。2017年度達成は困難としても、なぜ2020年になるのか?2018年、2019年…と1年でも早く達成するように取り組むべきではないでしょうか。
かつて「メディアと女性」というテーマの会に出席したときのこと。事例発表で、「モデルになってくれませんか。水着になるだけ」と声をかけられ、女性が約束の場所に行ったところ、撮影の後、集団レイプに遭った例があるとの報告があった。その女性は、それ以後外に出ることもできなくなったそうだ。今、インターネットで「モデル募集」を出し、応募してきた少女に契約させ、いろんな手口を使って少女を追い詰め、アダルトビデオ出演を強要するという被害が増えているという。その多くは10代20代の女性。アイドルのコスプレ撮影のモデルとか水着のモデル、報酬は1日5万円などと宣伝していても、おいしい話には裏がある、リスクがあるということを頭に置いておくことが大事。もし、少しでも変だな、困ったなと思ったら家族や公的な相談窓口や警察などに相談すること。おいしい情報をうのみにしてはいけない。娘をもつ親も注意が必要です。
報道された暴走車の動画を見て驚愕。狭い通学路を「どけ、こら、お前」と暴言を吐きながら、クラクションを鳴らしながらスピードを出して走る。下校中の小中学生があわてて逃げる様子が映る。タイミングが悪く、もしにげ損ねた子どもがいたら大変な事故になる。ほんとうに怖ろしい。動画は何かゲームを見ているような感じがした。逮捕された男は子どもが道に広がって邪魔になるとかなんとか言っているらしい。が、自分も子ども時代があったことを思い出してほしい。子どもを思いやる気持ちになってほしい。みんなに注目されるような動画をネットで発信したいなら、みんなの心が優しくなるような動画を発信してほしい!
(写真は、フェルト作品の”動物たちの演奏会”心が温かくなりますね。高松市の中井裕子さんの作品。朝日町ギャラリーMONで29日まで展示)
昨夜、東京のマンションで男の立てこもりがあった。21歳の男は人質の女性(55歳)に警察に電話をかけさせ、4月ごろに別れた娘を連れてくるよう要求したという。復縁を迫ったがトラブルになったようだ。人質の女性に切り傷などのけがを負わせ、男は自分の胸を刺して自殺を図ったとのこと、今は治療中だとか。こういう事件がときどき報道されると、娘を持つ母親たちは「交際を始めるのは簡単だけど、別れるのがものすごく難しいよね。腹いせに何をされるかわからない。よっぽど慎重に相手を選ばないとね」という会話になる。それぞれ事情は違うだろうが、交際相手に振られたとき、女性より男性のほうが我慢できない、耐えられないのか・・。別れた相手に暴力を振るうのは男のほうが多い。娘をもつ親は交際相手が暴力的でないか常々心配している。男性に言いたいのは、たとえ別れ話が出ても絶対に暴力は振るわないで、と。