今国会で性犯罪を厳罰化する刑法改正が実現するかどうか、特に女性たちは注目している。きょうの衆議院本会議で可決されたようだ。改正案では、①「強姦罪」を「強制性交等罪」に改め、男性の被害者も含むことに。②法定刑の下限を懲役3年から5年に引き上げ。③被害者の告訴が必要な「親告罪」を告訴不要に。これまで、「なぜ、強姦罪が強盗罪より刑が軽いのか」とか「被害者の親告がなければ犯罪が成立しない」など、女性にとって理不尽とも思える内容だった。また、今回の改正案では、親などによる子どもへの強制的な性交、わいせつ行為も暴行や脅迫がなくても犯罪が成立することになるとか。改正案が決まれば、なんと110年ぶりの改正だという。女性の人権が侵害され続けてきたということでしょうか。 (写真は北海道の風景、過去に撮影)
将来のある子ども2人と子どもの成長を見守っていく母親の命が奪われてしまったという悲しい報道。子どもたちは2階の部屋で、母親は1階で倒れていたと聞いた時、「えっ、ほんとうに親子心中?」って疑ってしまった。身内の人が育児のことで悩んでいた・・と話したと聞いた。それが殺人事件と伝えられた。真実はこれから解明されていくと思われるが、このところあまりにも人の命が軽視され過ぎているのではないかと思う。今回の殺人が計画的なのか、衝動的なのか不明だが、女性、子どもという、弱者といわれる人の人権、生きる権利が無視されており、憤りを覚える。一刻も早く犯人を逮捕してほしい。 (写真は瀬戸内海の夕日)
6月23日から男女共同参画週間が始まります。この期間に当センターで法律講座「離婚の基礎知識-DV,浪費等を中心に-」があります。講師は弁護士の藤田佳世さん。仕事をしている男性から「女性は法律に弱い」との声も聞きますので、この機会に基礎知識を学んでみませんか。地域の人や友人などからよく相談される人、男性のかたも関心のある方はご参加ください。講座終了後、弁護士相談があり、相談したい方は事前に予約してください(相談は先着4人、無料)。申し込みはo87-839-2275男女共同参画推進室まで。受講、相談ともに6月20日まで受付中です。 (写真は、坂出の川津菖蒲園、多彩な品種の花しょうぶが楽しめます)
トランプ大統領のパリ協定離脱表明のニュースはあっという間に世界に広がった。温暖化対策は地球規模の重要課題だと言われ、190ヵ国が対策に取り組むことに合意しているという。日本でも5月に34度を超える気温を記録したところもある。北海道も30度を超えた。「日本は亜熱帯化しているのでは?」という話も井戸端会議に出て来る。昨年の台風も以前よりコースが北寄りになってきている。また太平洋では海面の上昇でやがて沈む島があるという。アメリカ各地でパリ協定離脱反対の声が上がっている。市民のデモの様子が報道される。いわゆる普通の市民が反対の声を上げるために集まっている。その光景を見て、やはりアメリカだなと感じる。今後、どのように声を上げ続けていくのか注視していきたい。 (写真は、街中の路地に生き続け咲いていたドクダミの花)
昨年生まれた赤ちゃんは約97万7千人で初めて100万人を割ったそうだ。一方、死亡数は戦後最多の約130万7800人で自然減は33万人だったとか。日本の人口は2053年に1億人を割ると予測されている。希望出生率1.8を掲げているが、昨年は1.44、団塊ジュニアの出産もピークを過ぎているように思われるので、合計特殊出生率の上昇は期待できないのではないか。今は3~4組のうち1組は離婚する時代、女性にとっては結婚して子どもを1人以上産むことはリスクが大きくなる可能性があると考えても不思議ではない。今の日本の子育て環境などを考えれば。家事・育児に消極的な男性、もし離婚になっても約束した養育費は払わない、出産後の再就職は難しい、シングルマザーは経済的に苦しい・・などなどのリスクがあるだろう。人口減は予測されていたけど、人口減への対策が遅すぎた、と思う人は多いのではないでしょうか。