高齢者の孤立死は年間約3万人、見送りの会がある
先日、「けさのクローズアップ」で「孤立死」を取り上げていた。65歳以上で孤立死する人が年間約3万人いるという。孤立死する人の多くが、家族との関係が断たれている。だから、そういう人は自分が死んだらどうなるのか・・不安感を持っている。そういう人のために、「ひとりで逝かせない」ということで釜ヶ崎では「見送りの会」が発足しているとか。「見送りの会」に入会すると、本人が亡くなったとき、行政や病院など、関係機関に必ず同会に連絡してもらい、会員に呼びかけお葬式を行ってくれる。月1回程度の例会がある。入会した人の中には、不安感が和らぎ、今までひきこもりがちだった人も外出するようになり、みんなに温かく送り出してもらえると知り、気持ちも明るく、恥ずかしくない生き方をしようと思うようになった人もいるとのこと。こういう取り組みもいいですね。 (写真は高松市上林町の大西・アオイ記念館ギャラリー KCASそれぞれの昭和展より)