気になる「女房役」ということば
エンゼルスの大谷翔平選手が投げるときキャッチャーを務めていたマルドナド選手がアストロズに移籍と発表された時、日本のメディアは「大谷投手の女房役・・」と報道。某辞書には女房役とは「妻が夫の内助となるように補佐役となって相手を助け盛り立てる役目。またその人」とある。また別の辞書には「(類型的な夫婦の役割から)そばで助ける役目の人。補佐役。」とある。政治分野では官房長官を「〇〇首相の女房役」という報道はよく聞いた。もし、首相や大臣が女性の場合に「女房役」という言葉を使うのだろうか。それも話題になったことがある。女房役の英訳は、right-hand man 、assistant などがある。これまで長い歴史のなかで中心になる人はほとんどが男性だった、中心になる人のそばにいて助ける役目の人を”女房役”と呼んだ。
政治分野における女性の参画の推進が進めば、”女房役”という言葉はどうなるのだろうか。(写真は、たかまつミライエの朝顔)