介護現場のハラスメント対策が急務
厚労省が介護現場で働く人を対象に調査した結果が公表された。それによると、介護サービス利用者から精神的暴力や身体的暴力等ハラスメントを受けた介護職員は半数以上いることがわかったという。人手不足、賃金が低いことなどが問題視されているなか、ハラスメントという深刻な問題が浮き彫りになっている。訪問介護職員が経験した被害では、精神的暴力が81%、身体的暴力が42%、セクハラが37%(複数回答)となっている。ホームヘルパーをしていた人から「セクハラがイヤで辞めました」と聞いたことがある。女性介護職員は一人で男性の家を訪ねることになるのでセクハラが一番の心配らしい。今後、高齢者の増加に伴い、介護サービス利用者も増える。ハラスメント対策に早急に取り組むことが求められる。市内の某病院のエレベーター内で「セクハラをした患者さんは、退院していただきます」との貼り紙を見たことがある。どの程度の効果があるのかはわかりませんが・・。