増え続ける児童虐待件数、暴言、脅し、面前DV
昨年度に児童相談所が対応した児童虐待件数が発表された。総件数は122,578件で前年比18.7%増で過去最多を更新したという。全国で1日336件の児童虐待があったことになる。2015年に虐待による子どもの死亡は84人だったとか。虐待の種類別では、暴言や脅し、面前DV(子の目の前で親が配偶者に暴力を振るう)などを含む心理的虐待が63,187件(全体の51.5%)で最多。殴る・蹴るなどの身体的虐待は31,927件、食事を与えないなどのネグレクト(育児放棄)が25,842件、性的虐待は1,622件で、いずれも前年より増加。社会の意識が高まり、通報者が増えたことも要因のようだ。昨日の報道によると、4月に面会交流中に4歳の女の子が父親に殺され、父親は自殺、そして容疑者死亡できのう書類送検されたという。女の子を失った母親の悲しみははかり知れない。 (写真は豊島から望む瀬戸内海)